地域資源をリブランディングする4つの手法とアイディアを生み出す方法

「地域資源とは何か?について考えるワークショップ」の後編。講師は、話し合いを探求してきたという嘉村賢州さん、愛称”賢州さん”とのワークショップ。

後編では、いよいよ、地域資源をリブランディングする手法に迫っていきます。

講座の冒頭、「そもそも、リブランディングとは何なのでしょう?」と問いかけていました。

既に価値が分かっているもの、それを問い直して、違う部分から見たらもっといい価値があるもの。リブランディングとは、再定義することでもあると思います。

地域資源をリブランディングする4つの手法

地域資源は、発掘し、利用方法を見つけ、ターゲットを絞り、認知してもらう。地域資源のブランディングは、このような段階を踏んで、工夫していかなければなりません。

すべてのステップを1人でやるのは難しいでしょう。

リブランディングの1つ目の手法は、ワークショップのような場に持ち込んで、みんなで話し合うことです。

他者の力に頼るためにも、ワークショップの技術を見に付けた方が良いです。

2つ目は、地域でまだ気づかれておらず、外部の人が来たら感動するものを探すこと。地域の人にとっては当たり前すぎるものを探ります。

友人を連れて自分の地元を回ると、意外にそんなところで喜ぶのか、そこにびっくりするんだと驚くことがありますよね。さまざまなことを比較する外部者と交流することによって見つけられます。

3つ目は、地域では価値を分かっていて、外部者が知らないものを探すこと。この場合は、知ってもらう、伝える努力をしなければなりません。キャッチコピーに工夫したり、ホームページを作ったり、発信に力を入れていきます。

4つ目は、ここまで紹介したアプローチとは逆に、社会問題や社会的ニーズから考えることです。地域とはまったく関係ない課題と、地域資源とをマッチングします。

例えば、現在、ドローンは規制だらけです。その中にあって、うちの地域は自然豊かな中でドローン飛ばすことができますよとアピールする。

外部の流れや外部の問題を解決していくうちに、自分の地域の資源に気づくこともあります。

アイディアを生み出す「反転と増幅」

最後に、賢州さんは、機械的にアイディアを出す方法を教えてくれました。この方法が身に着き、慣れていくと、ひらめく精度とスピードが増すのだそう。

「ファストフード」を例に、見ていきましょう。まず、一般的なイメージを挙げていきます。安い、手軽、早い、ハンバーグをパンで挟む、不健康、テイクアウト、セルフサービス・・・。

このイメージを、2つの視点から疑っていきます。反転と増幅という方法です。

「安い」を反転すると「高級」。増幅させると「タダ」?
「早い」を反転すると「遅い」「丁寧」。増幅させると「待ち時間なし」。
「手軽」を反転すると「面倒」。「不健康」を反転すると「健康」。

ビジネスにつながらないものもあるかもしれませんが、既にファストフード店で使われている戦略が数多くあることに気づきます。

一生役に立つツール

受講者も、自分が気になるキーワードを挙げて、反転・増幅させるワークをしてみました。これを読まれているみなさんも、ぜひこの方法で試してみてください。

適切なツールを入れれば、きちんとアイディアが出せるので、活用してください。

一生役立つツールを手に入れて、アイディアを出すことが楽しくなりそうです。

各グループ、年代もさまざまな方が一緒にワークする。この日にスタートしたリブランディング講座でも、多くの素晴らしい地域資源が発掘されそうです。

寄稿:川越 祐子

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